電力日誌

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文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る【感想・レビュー】理系でもオススメ

僕は思いっきり理系だけど、興味深く読むことができた。

 

文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

 


義務教育の基本的な四則演算や読み書きはともかく、高校あたりで習ったことって、そのまま仕事や生活に結びつく人って多くはないと思う。(自分は設計業務のため、役立つこともあるけども)

でも、直接は結びつかなくても、間接的に「似てるな」と思うこともあって…。そしてそこで得られた知識が、新たな気付きのきっかけになることも、少なからずはあるような。。

 


この本では、物理学の経済への応用から始まり、多少突飛にも思える事象や研究対象、などなどを簡潔にまとめられています。

そして中でも、物理学の目指すところ、そして、それを目指している物理学の歴史…繋がりの部分が特に興味深く、また、今も物理学者やその関係の方々が日夜研究を行なっている、ということについたた、特に感慨深かった。

 


これまで僕の触れてきた物理学は「公式の暗記」(と公式の応用)のイメージが強く、それはそれで大切な事なのだけど、

その「公式」を知った上で、どのようにそれが導き出されたか、どう証明されたか、その公式が当てはまらない事象は無いか、その当てはまらない事象は何故おこりえるのか…「物理学」の本当の面白さの入口が見えてきたような気がした。

 


恐らく物理学だけではなく、全ての学問、そして事業に、通じることなのだろうな、とも思うけども。

文系の方に限らず、興味ありましたら、ぜひ読んでみてください。