スマホでサンマが焼ける日【感想・レビュー】最適化が鍵
エネルギー産業の未来についての書籍を探していたら、物凄く奇抜なタイトルに目を奪われた。完全にしてやられたり。
スマホでサンマが焼ける日
どう繋がるの?と。
いや、繋げようと思えば繋げられるのかもしれないけれど、なぜそこに注目するのか、と。
副題に書かれた「新発想論」の文字にも心惹かれた。
ボリュームも少なく、書き味も柔らかいので、大変スムースに読み進めることができた。
タイトルにも書いてしまったが、キーワードは「最適化」
最適化に繋がる技術の方向性として
・デジタル化
・分散化
・ワイヤレス化
などが、新たな技術や予感される未来と共に紹介されていく。
また、主に第4章で触れられる、情報に対する考え方が目新しく感じた。
情報は発信した方が、住み良い生活に結びつく、というもの。
検索の時代から、予測の時代に。
予測のための情報開示ということだ。
SFの世界が少しずつ近づいているということを感じさせられる。
その世界のために、わずかでも貢献できたらなと思った。